いつも大変お世話になっております、アップルホームの関口でございます。
工具が大好きな不動産屋社長のブログでございます。
工具や道具の世界には、地域や業種によって異なる場合もございますが、私なりの工具の紹介をさせていただければと存じますので、何卒お付き合いの程よろしくお願い申し上げます。
今回は、私が若い頃から10数年間使っている大ハンマーの柄が折れてしまいましたので、その交換作業を公開いたします。
因みに、柄を折ったのは私ではござません(・~・;)
正しい力の掛け方、正しい保管方法であれば折れることはありません。
今回折れた原因は、単管パイプの打ち込み中に打点を外して、打ち込み対象に柄を当ててしまった事が原因であります。
新しい柄は、樫の木です。非常に硬質な木材です。
仏教の仏像に使われる木材です。
本来であれば、樫の柄を水につけて少し柔らかくしておきたかったのですが、今回は急ぎ作業でそのまま打ち込みます。
まずは、新しい樫の柄に鎚(づち)を打ち込み、あたりをつけます。
あたりのついた、部分を鉋(カンナ)で微調整しながら、鎚がなんとか入る大きさまで、削ります。
この作業は、
あたりをつけて削る あたりをつけて削る、
あたりをつけて削る あたりをつけて削る
をなん度も、なん度も頑張って繰り返します。
削りすぎは絶対にいけません。
樫は非常に硬い素材ですので、私の技量では鉋をまっすぐに引けません。鉋台を少し斜めにして、刃を通りやすくして引きました。
だんだん、柄が鎚を通るようになりました。
柄が通ったら、しっかりまっすぐを確認して次の行程へ
鎚の垂直を確認したら、柄の先端にクサビを打ち込みます。
クサビは特大サイズを使用しました。
クサビを打ち込む際に、やはり樫の木材が割れますので、水に浸けておけば良かったなぁ〜と後悔。
割れた部分には、エポキシ樹脂を流し込んでおくと、腐り、緩みの防止になります。
そして、綺麗な樫の柄の取り付けができました。
元々の柄は床材などに使われる、ヒッコリーという軽量で硬質な柄でしたが、本樫の色・艶が非常にカッコ良い!!
とても満足できました。
またハンマーが好きになりました。
これからも、道具を紹介していきます。
どうぞよろしくお願いいたします。