両親が高齢者施設へ入居する事となった

当社での空き家相談に関するお客様とお話をしますと、80%位の確率で[高齢者施設]と言うワードが出てきます。
ここでは、数ある空き家要因の一つ[家主の老い]について書いてみます。
その「手付かず空き家」が増える要因なのですが、話を聞くとそこにはなんとも暖かいストーリーがあるものです。
いわば[子心]ですね。
自分の親が年老いた時に、[老人ホームに入ってもらえばいいやー]なんて考える子は、少数派ですね。ですよね?
やはり老人ホームに対する暗いイメージはあるものです。
「知らない人たちと生活?」
「決められた生活リズムにされてしまう」
「食べるものは大丈夫?好きな時に好きなもの食べたいだろうに」
「姥捨山????」

などなどキリが無いほど挙げられます。

子としては、非常に!!!複雑な気持ちになりますよね。
子世代で介護というのも、これからの現代社会では現実的ではないと私は考えております。
(家庭での介護に画期的な仕組みができれば話は別です)
しかし私は現在、家庭での介護の大変さを語れる立場ではないので、それについては書きません。
ただ、年老いた親が離れた地元で一人寂しく暮らしているのもみていられませんよね。
かといって、自宅に呼んで介護?それも親が望んでいない事の方が多いようです。
そんな子心と現実との間に立たされて初めて介護施設について調べ始めるのでしょう。
で、老人ホーム(高齢者住宅)・介護施設というのはどのようなところだった?

お客様のご体験談を聞いてきました↓
「意外と快適そうだ!」
「こんな、ご馳走食べてるの!!」
「自宅の近くだから、毎日会える!」
「あれ!?前より元気になってる!!」

という明るいニュースを聞くことができました。
そんな、明るいニュースが全ての家庭に当てはまるような、介護の進歩に期待したいものですね。

ところで空き家については・・・・?
空き家の話ですが、お客様とのお話で介護施設のワードが出た後には、一番の「子心」が出てまいります。
「健在のうちは残してあげたい!」
この言葉には色々な意味があります。
「帰れる家を残したい」「思い出を残したい」「旅立つ日にはその家の前を通ってあげたい」他にもたくさん!
この言葉を聞いた時には、私に置き換えた時、それは、これまで数多くの空き家の売却に携わった私にも判断が難しいです。
そのようなお気持ちがわかるからこそ、いくら維持コストがかかるからと言って私不動産屋が無理に誘導することはできません。
だから、私はそんな暖かい気持ちを持った、ご家族に寄り添える不動産屋さんでありたいです。
それこそが「空き家ハンター」と言えるでしょう。
その後の問題は、当社が解決しますから任せてください。

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